朝目を覚ますと、窓の外は一面の雪景色でした。まるで誰かが夜のうちに、静かに真っ白なキャンバスを広げたような、そんな感じです。グラウンドにも20cmはしっかりと積もっていて、まるで子どもたちの夢の中に登場するような、雪の王国が広がっていました。
朝7時から、先生たちと一緒に雪かきです。これがまた、何十年ぶりかの雪かきで、少しばかり戸惑いながらも、なんとか作業を始めました。そういえば、年末にゴルフのスイングを鍛えておいたおかげで、無駄に筋肉痛を感じながらも、腰への影響もなく、無事に雪かきが終わりました。あのスイングがこんな形で活きるなんて、人生って不思議ですね。
雪を集めるうちに、自然と小さな「富士山」ができあがりました。それを見て、子どもたちが楽しそうに「富士山駅停車!」と言って、そりで遊んでいる姿は、まるで絵本から飛び出したような美しい冬の風景です。ああ、これぞ冬だな、と心の中でしみじみ感じながら、ちょっとした誇らしさを感じていました。
そして、岐阜の雪景色が、銀の世界と呼ばれる理由がわかる気がします。この白い世界は、岐阜の山々にぴったりと調和しているんですね。やがて、いつの間にか雪だるまもできていて、子どもたちの遊びが雪の中でどんどん広がっていきました。
この幼稚園の近くに広がる山々、そしてこの美しい雪景色は、他ではなかなか見られないものです。この場所にいることが、どこか特別な意味を持つように感じます。今日もまた、心の中にひとしずくの温かさを感じながら、いっぱいの熱いコーヒーを飲み干す。あの、のどを通る感覚は、言葉ではうまく言い表せませんが、何か幸せな瞬間に包まれているような気持ちです。
明日もきっと、雪の中で素晴らしい発見が待っていることでしょう。