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昨日の英語クラスを覗いてみたら、なかなか面白い光景が広がっていた。オーストラリア出身の先生が陽気にエネルギッシュに指導し、子どもたちは集中しきっている。そして、レッスン全体に流れる心地よいリズム。誰一人として「今日のおやつは何かな?」なんて考えている暇はなさそうだった。
授業は30分。子どもたちが飽きる隙を与えないよう、細かく設計されたプログラム。歌に始まり、動きのあるアクティビティ、そしてストーリーテリングへと、テンポよく流れる。まるで巧妙に組み立てられた舞台のようで、一瞬たりとも退屈する時間はない。
改めて感じたのは、幼い頃から異文化に触れることの大切さだ。私自身、海外で働いた経験があるからこそ、言語に対する心理的な壁をなくすことがどれほど重要かを実感している。仕事となれば、論理力や説得力が求められるが、その前にまず「相手と気軽にやりとりできること」が何より大事だ。
母国語の言葉の力を育むことが幼児教育の基本であることは間違いない。しかし、そこに「楽しい」という要素とともに外国語を取り入れることで、視野がぐんと広がる。子どもたちが自然と英語を口にし、物怖じせずに反応する姿を見ていると、「この柔軟さこそ、今後の可能性を広げるカギなんだ」と改めて思う。
そして何より印象的だったのは、そんな子どもたちの姿を見守る親御さんたちの表情。英語クラスの参観は、ただの授業見学ではなく、「言葉が壁ではなく、橋になり得る」ことを実感する場になったのではないだろうか。
諏訪幼稚園にとって、これはまだ始まりに過ぎない。これからも、子どもたちがより広い世界へと踏み出せるような機会をつくっていきたい。
理事長のつぶやきえした