オウル オウルは、ICTとSTEAM教育を幼児期から積極的に導入している革新的な都市です。「デジタル・アトリエ」と呼ばれる学習環境では、OsmoやTinkercadなどを使って、子どもたちが音編集、コーディング、3Dプリントなどに触れながらテクノロジーに親しんでいます。具体的な活動には、ScratchJrによるストーリーボード作成、スマートボードを用いたインタラクティブな物語制作、LittleBitsを使った電子回路づくりなどがあります。オウル大学および「STEAM in Oulu」ネットワークと連携し、メディアリテラシーやテクノロジー倫理に関する教育プログラムの開発が進められています。また、センサーを用いた「スマートガーデン」では植物の成長を記録しながら、自然とテクノロジーを融合させた学びが展開されています。EDUCAREモデルに基づき、学びとケアの両立を図る教育が行われ、創造性とデジタル市民性を育てる先駆的な都市です。