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すわようちえんブログ
2025.01.16

今日は全日本私立幼稚園の連合会の機関誌「私幼時報」を読みました。「幼稚園はこどもがはじめて出会う学校です」という見出しから始まるものでした。徒然なるままに今日のブログを書いてみようと思います。

「私幼時報」の記事にもありましたが、ネイティブアメリカンの伝説には、子どもたちは “borrowed from the future”(未来からの預かりもの)であるという考えがあります。この言葉を噛み締めながら、私はふと諏訪幼稚園の園児たちが駆け回る百々が峰の麓にある諏訪幼稚園のふわふわしたグラウンドを思い浮かべました。未来からの預かりものたちは、この地で土の感触を楽しみ、森の香りを胸いっぱいに吸い込み、大地を蹴りながら自分の世界を広げていきます。この”アナログ”な体験こそ、彼らが未来のデジタル社会を乗り越えるための、基礎の基礎なのだと思うのです。

デジタル化、AIの進化、それらは避けられない波です。しかし、その波に飲み込まれないためには、まず足元の地盤をしっかり固めることが必要です。例えるなら、基礎の基礎を教える重要性をイチローさんが岐阜県立高校で説いておられる姿を思い浮かべました。諏訪幼稚園は、”幼稚園という基礎”のさらに深い基礎を築く場として、子どもたちに多様な体験を与えています。

また、包摂性(インクルージョン)と多様性(ダイバーシティ)にも触れられていました。私たちが心から大切にしているテーマです。世界が多様であることを子どもたちに伝え、それを自然に受け入れる力を育むこと。それは、ネイティブアメリカンの教えとも通じるものがあるように感じます。火事や環境破壊が進むアメリカ西海岸の状況を思いながらも、自然とともに育むこの地の大切さを実感しています。

では、デジタルの波にどう向き合うのか。諏訪幼稚園はデジタルとアナログ、そのどちらも包含する場でありたいと思っています。子どもたちは泥だらけになって遊ぶ一方で、AIやテクノロジーに触れる基礎も学びます。どちらか一方という二元論ではなく、その両方を融合させる力こそが、これからの社会で求められるのではないでしょうか。

諏訪幼稚園の園児たちが、未来の社会で羽ばたく姿を想像しながら、これからもこの場所を守り、育てていきます。それは大きな挑戦かもしれませんが、未来からの預かりものたちの笑顔を見るたびに、挑戦する価値を確信しています。

理事長のつぶやき

2025.01.15

— A Note from the New Kindergarten Manager

Nestled at the foot of Mount Dodogamine, with Suwa Shrine as its quiet neighbor, Suwa Kindergarten is a place like no other. There’s an indescribable calmness here, paired with a subtle air of history. Suwa Shrine, with its origins shrouded in mystery, exudes a timeless presence. Its weathered stone steps and serene trees make you wonder, just for a moment, what era you’re truly in.

For me, this place holds special significance. Back in high school, I made it a daily ritual to charge up the shrine’s steps to improve my volleyball jump. Those steps—long and surprisingly steep—never failed to leave me breathless, but there was a strange satisfaction in that. Though it’s still winter now, I can’t help but recall how summer transforms this place. The cicadas’ symphony takes over, dominating the world with their sound. When I was alone, I often played with the cicadas. I would catch them, release them, and catch them again, repeating the cycle endlessly. As I did, time seemed to blur around the edges, and the loneliness that filled my young heart felt, ever so slightly, lighter. Perhaps their buzzing wings quietly bridged the gaps in my soul, loosening the locks on the small, solitary box I had sealed myself into. Those moments were as inexplicable as they were comforting.

Mount Dodogamine, rising over 400 meters, is a modest mountain. While it greets the famous Kinkazan to the south, it doesn’t seek attention or fame as a tourist spot. But to the younger me, Dodogamine was a wonderland. Inspired by the fairy tales I read in kindergarten, I was convinced that a merry-go-round existed halfway up the mountain. Even as a senior in elementary school, I held onto a sliver of hope that I might one day find it. Looking back, I feel a little embarrassed, but that’s the magic of Dodogamine—it turns the ordinary into a canvas for imagination, bringing impossible things to life in your mind.

Suwa Shrine, standing behind this magical mountain, carries a different kind of enchantment. Climbing its steps, bathed in dappled sunlight, feels like stepping into a realm where time gently dissolves. The surroundings evoke a profound sense of mystery, awakening distant, almost forgotten memories. Watching the children grow in this environment, I am reminded again of Suwa Kindergarten’s unparalleled character.

Suwa Kindergarten is a place where Japan’s traditions meet the beauty of nature. The stone steps, the quiet mountain trails, and even the cicadas’ chorus quietly nurture the children’s creativity and sensitivity, helping them grow in ways we may never fully comprehend.

Next time you visit Mount Dodogamine or Suwa Shrine, take a moment to listen closely. Who knows? You might catch a glimpse of a merry-go-round spinning in the trees or, if it is early enough, hear the cicadas whispering their secrets . That’s the magic these places quietly offer—an invitation to dream, no matter your age.

Today, once again, I find myself deeply grateful for the blessings of Mount Dodogamine and Suwa Shrine.

Your nostalgic and slightly whimsical manager,
Signing off with a smile. 😊

2025.01.15

百々が峯(どどがみね)のふもと、諏訪神社の隣に位置する諏訪幼稚園。
この場所には何とも言えない不思議な静けさと、そして歴史の匂いが漂っています。
諏訪神社は、創立年すら不明という、時の流れを超越した存在感を放つ神社。古びた石段やしっとりした木々を眺めていると、自分がどの時代にいるのか少しだけ分からなくなることがあります。

私にとってこの場所は特別です。高校生の頃、バレーボール部の練習としてジャンプ力を鍛えるため、諏訪神社の石段を駆け上がるのが日課でした。その石段、意外に長くて高い。挑むたびに息が切れるのですが、それが妙に心地よかったのを覚えています。季節はまだ冬ですが、夏になるとセミの声が圧倒的で、世界はその音に支配されます。私はひとりぼっちになると、よくセミと遊びました。捕まえては放し、また捕まえては放す。それを繰り返していると、いつの間にか時間の輪郭がぼやけていくような感覚がありました。どこかで少年の心の隙間をそっと埋めてくれていたのかもしれません。孤独という小さな箱の中に閉じ込められていた心が、その羽音とともに少しずつ解き放たれていく。そんな不思議な瞬間が、確かにそこにはありました。

百々が峯は標高400メートルを超える山です。南には金華山が見えるものの、目立つわけでもなく、観光地として脚光を浴びることもありません。でも、幼少期の私にとって百々が峯はワンダーランドでした。幼稚園で読んだ童話の影響か、山の中腹にはメリーゴーランドがあると信じて疑いませんでした。小学校の高学年になっても、まだその可能性を心のどこかで信じていた自分が少し恥ずかしい。でも、それが百々が峯の魔法なのです。ありふれた山に創造性という輝きを与え、あり得ないものを心に宿らせてくれる。

そして、その山を背にする諏訪神社にはまた違う魔力があります。石段を上りながら木漏れ日の中に立っていると、時間がゆっくりと溶けていきます。すべてが神秘的で、どこか遠い記憶を呼び起こしてくれる。そんな環境の中で子どもたちが育っていく姿を見ていると、この幼稚園が持つ唯一無二の特性を再確認します。

諏訪幼稚園は、日本の伝統と自然を同時に満喫できる特別な場所です。この石段も、百々が峯も、そしてセミたちの合唱も、子どもたちの成長にそっと寄り添いながら、創造性や感受性を磨いてくれる。

次にこの山や神社を訪れるとき、耳を澄ませてみてください。そこにはメリーゴーランドが見えるかもしれないし、少し早いですが、夏にはセミたちの会話が聞こえるかもしれない。そんな可能性を、百々が峯と諏訪神社はそっと教えてくれるのです。

今日もまた、百々が峯と諏訪神社に感謝しつつ。

理事長のつぶやきでした。

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